乃木坂46の『せっかちなかたつむり』はシングル『走れ！Bicycle』(2015 ソニー・ミュージックレコーズ)の2曲目に入っている。テレビで流れていたのを聞いて、気に入ってＣＤを買って聞いている。
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昔でいうところのB面というやつだ。昔はシングルレコードにはレコード盤の表と裏に2曲しか曲が入っていなかった。A面にはいわゆる売れ筋の曲が入りB面にはそのカップリング曲が入るため、B面には力の抜けた、とでも表現したらいいのだろうか、A面に比べて軽い曲が入っていたりする。逆に、まれにA面には絶対入らないような重い感じの曲を入れるケースもある。シングルのカップリング曲はレコード会社やミュージシャンのセンスがものをいう。もっとも今は1曲だけをダウンロードする方法もあるので、この感覚はレコードやＣＤを買わないと味わえない。
ちなみに私は今でも圧倒的にＣＤを購入することが多い。以前ipodが壊れてしまい、ダウンロードしていた楽曲がパーになってしまった。ダウンロードは手間がかからず安く購入してすぐに聴けるメリットがあるが、私には質感が伴わない。私の場合はＣＤジャケットのような質感があると満足度が違う。いずれ車でも直接音楽をダウンロードして聞く時代がくると思うが、それまではＣＤを買って家にある性能のいいスピーカーや車にＣＤを持ち込んで聞いていたい。
先日近所のヤマダ電機にipodを見に行くと在庫が薄いことに驚いた。いつも懇切丁寧に対応してくれる店員さんがいて、聞くと、もはやスマホで音楽を聴くのが主流になっていて、ipodはそれほど売れないと説明してくれた。さらに面白かったのは、高性能ヘッドフォンが多く展示してあることについても、デバイスで音楽を聴くようになり、部屋置きのスピーカーの必要性が急激に薄れたために、音楽をいい音で聴く方法として、もはやヘッドフォンで楽しむほかに無くなりつつある、と興味深い話しをしてくれた。デジタルはこんなところにも革新をもたらしているのですね。