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田淵正浩『おとな48手 心と体にやさしいメソッド』《”ゼロポジション”という発想》

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『おとな48手 心と体にやさしいメソッド』(田淵正浩 アスコム 2019年)

著者の田淵正浩さんはAV男優歴30年、年齢52歳で現役という強者(つわもの)だ。そんな田淵さん、元々はセックスが強いほうでは無かったという。学生の頃、バイト先で出会った人に誘われて、AV業界に入ったものの、最初の2年くらいは勃起もままならなかったそうだ。30歳くらいの頃には、後輩のAV男優から、田淵さんの絡みはおじいちゃんみたいだ、と揶揄されることもあったという。

田淵さんに転機が訪れたのは20代後半の頃。一日に複数の現場をこなす先輩や同期のAV男優を見て、田淵さんは、自分と何が違うのだろう、「どうすれば人並み以上にできるのか」と考えるようになる。そして、食事や呼吸法、トレーニング法を見直した結果、徐々に改善されていったという。

そんな田淵さんのメソッドの中で、私が特に面白いと思ったのは「ゼロポジション」と言われるものだ。「ゼロポジション」とは地球の重力に逆らわないポジションのことだそうで、いかに体に負荷をかけないようにするかという発想から生まれたものだ。田淵さんはどんな体位になっても、この重力に逆らわないポジションを探すという。体位といってもセックスだけではない。普通に歩行する際や、スクワットのような運動をする際にもこの「ゼロポジション」が運動の起点となるところが面白い。

このポジションを実践する際の心得は、骨盤を主体にした動きを意識して、筋肉を極力使わずに疲労度を抑えることにあるようだ。これならば、中高年や体力に自信のない人でも簡単にやれるし、その気軽さから長続きしそうだ。田淵さんが52歳でも現役を続けているのも、自身が開発したメソッドを継続して実践しているからなのだろう。田淵さんは自身のことを、そのメソッドによる証拠(エビデンス)だと言っている。あやかりたいものだ。

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