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サッカーは相手を倒すことがすべてではないことをワールドカップは教えてくれる。自分が活きること、相手を活かすこと、そして何よりも楽しむことが大切。

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昨日は今大会でも屈指のハイレベルな試合ではないかと思う、ベルギーvsフランスの準決勝の試合を堪能した。攻撃力のあるベルギーを完封で抑え、フランスが決勝に進出した。才能あふれる、イマジネーション豊かな選手達の気迫あふれるプレイが随所に見られ、素晴らしい試合だった。

日本はベルギーにベスト16で敗れた。そのベルギー戦で日本が時間稼ぎをしなかったことについて、国内外から賛否の意見があった。また、日本の予選第3戦、ポーランド戦でも、日本が時間稼ぎをしたことについて、やはり国内外から賛否の意見があった。

日本は時間稼ぎをしても、しなくても批判を浴びたわけだけど、どっちなんだよ!と言いたくなる現象だ。(笑)

ベルギーvsフランス戦が終わったあとにも、フランスの時間稼ぎが~!というようなツイートがすぐにあがっていた。(笑)

クリーンかクリーンじゃないかとか、フェアかアンフェアかよりも、大切なものがあると私は思っている。それは楽しいか楽しくないかということだ。

日本がポーランド戦で時間稼ぎをしたことはセネガルの試合結果に頼ったギャンブルだった。西野監督はまずギャンブルを楽しませてくれた。(笑) そのギャンブルに勝った日本代表はベスト16に進出するという快挙を果たして、ベルギーとの対戦までワクワクするような数日間を楽しませてくれた。そしてベルギーとの対戦中も2点先制して、もしかしたらベルギーに勝てるんじゃないかという希望を抱かせてくれた。時間にしたらほんの30分間程度だったけど楽しかった。(笑)

日本はベルギーに同点に追いつかれた後、時間稼ぎをせずに綺麗に負けてしまったが、ゲーム内容とその潔さに感動したし、結果的にベルギーという今大会屈指の代表チームを負かさずに生かすことになった。ベルギーが破竹の勢いでブラジルを撃破し、準決勝のフランス戦に至ったことは言うまでもない。ベルギーはフランス戦でもハイレベルな試合を見せてくれた。

仮に日本がベルギーを負かしてブラジルと対戦しても、それはそれで素晴らしいことだったと思う。しかし、ブラジルを負かせたかとか、ベルギーのような素晴らしい内容を残せたかどうかとなると話しは別だし、まして私が今大会で最もハイレベルだと感じたベルギーvsフランスの試合が見られなかったことになる。

日本は敗退したけど、結果的にベルギーを活かし、楽しい試合を見ることができた。日本代表の潔い戦い方も、勇敢に戦う美しさのようなものを子供たちや若い世代に伝えられたかもしれないのだ。

今大会で私が好きだった国はベルギーだった。まして日本を負かした国だったから、フランスを負かして決勝にあがってほしかった。でも、久しぶりに強くて華麗なサッカーをするフランス代表を目の当たりにして、この素晴らしいサッカーがもう1試合見られるかと思うと、それはそれでまたワクワクしてくる。

このように見てくると、サッカーは必ずしも相手を倒すことがすべてではないように思えてくるのだ。

サッカーはまず自分が活きることだ。自分が活き活きすれば、おのずと相手も活きてくる。その勝敗にかかわらず自分も相手も活かすことができれば、何よりも「楽しさ」を感じることができる。それがサッカーであり、スポーツではないだろうか。

ブラジルに勝ったベルギーの選手たちが喜ぶ姿は美しかった。今度はフランスの選手たちが全身で喜びをあらわにした。デシャン監督やコーチたちが輪になって喜ぶ姿も美しかった。デシャンは1998年のW杯フランス大会の代表メンバーだったから、強かったフランスを思い出させてくれた。

ワールドカップの歴史を含んで、サッカーの素晴らしさを思い出させてくれるのがワールドカップだ。勝敗は大事なのかもしれない、しかしそれよりも、もっと大切なもの、それは何よりも「楽しむ」ことなのだ、と教えられているような気がする。

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