『シンクロニシティ★マネジメント』(サンマーク出版 堀内恭隆)
4章 この世界は自分も他者もない「ノン・デュアリティ(非二元論)の世界」
「僕たちの体や部屋にあるものなど、宇宙に存在するあらゆる物質を拡大していくと、素粒子という小さな粒になります。素粒子と素粒子は離れて存在しています。この宇宙のあらゆる物質は、実際には境界線のない『ひとつの広大な空間』なのです。僕たちの目から見えるもの、触れているように感じるものも、思いっ切り拡大していくと、実体のあるものなど存在しない、空間です。 - 本来は(この世界は)『ひとつの意識』だけなのです。 - これを、ノン・デュアリティ(非二元論)ということもあります」
デカルトが量子論を知ったとしても、精神と物質を分かつ「二元論」を提唱したでしょうか。それにしても物質を微視的に見るのではなく、”拡大する”という発想はいいですね。たしかに広大な空間が想像できます。小学生の頃、全校集会が校庭でありました。お医者さんがインフルエンザの予防について注意喚起をする時間があったのですが、「みなさんがマスクをしても、小さく見えるマスクのマス目も、ウィルスから見ると、この校庭くらいの広さがあるのですよ」と聞いて、えらく感心した覚えがあります。(笑) それから堀内恭隆さんはエゴの存在理由についても解説してくれていて、たいへんわかりやすいものでした。エゴについて初めて分かったような気がします。