2017年9月16日(土)18:00 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
大宮アルディージャ対ガンバ大阪
試合結果 大宮2-2大阪(得点者:大宮 50'マテウス 73'オウンゴール 大阪 28'井手口陽介 90+4'長沢駿)
なんとも敗北感が残る引き分けになった・・・。
2-1で大宮がリードした後にFW江坂任を5フラットディフェンスの左SBにシフトしてまで守り切ろうとしたけど、G大阪のパワープレイでロスタイムに追いつかれた。
この5フラットディフェンスは結果論として、なんの意味もなさなかった。
G大阪MF井手口陽介のアーリークロスに対する競り合いに交代出場したDF河本裕之が負けたうえに、これも交代出場してDFラインに入ったMFカウエが相手FWをノーマークでフリーにしてシュートを打たれ失点している。
完全にオンサイドで、手を上げてオフサイドの主張をしている場合ではない。
大宮の得点はMFマテウスのすばらしいシュートとFW大前元紀のすばらしいコーナーキックから生まれた。
しかし2-1とリードしてからのふたりは評価しずらい。
MFマテウスは時間を稼がなければいけない時間帯に無用にドリブルでしかけて安易にロストボールしていた。
FW大前元紀はフォワードとして3-1にしとめなくてはならないシーンで決定力を欠いた。
ただ、FW大前には同情もしている。
FW大前は前半から果敢に相手DFの裏を取る動きを繰り返していたが、パスが出ることはなかった。
試合全体を通しても動きが良く、体がきれているように見えたが、彼を有効活用しようとするチームとしての意図が希薄のように感じられた。
そして気がかりなのは新加入の外国人選手、FWマルセロとMFカウエの精彩のなさだ。
このふたりにはアグレッシブで野性味を感じるようなプレイはなかった。
DFラインは専門職ではないにしても、MFカウエが尻もちをつくシーンは、前節鹿島戦で彼が尻もちをつくシーンを思い出させた。
余談だが、試合前のウォーミングアップで控え組がバックスタンドサイドでロンド(狭いエリアの中でボール回しをするゲーム)をしていた。
和気あいあいと笑顔がこぼれていたが、試合内容を振り返った時、リラックスと気のゆるみは別物であると、つい言いたくなるようなシーンとして記憶によみがえった。
こんな当て擦りが言いたくなるのも、この試合はイエローカードが一枚もでなかった。
これはフェアプレイだったから、と言える一方で、両チームとも白熱したコンタクトプレイは少なく、ギリギリのところでせめぎ合うような、いい意味で際どいプレイがなかったからだと思われる。
雨で芝がスリッピーだったり、水はけが悪かったりしたとはいえ、双方ともミスもあり、熊谷に盛大に迎えられたにしては、やや物足りなさを感じる試合でもあったことを正直に述べたいと思う。
帰路、競技場から駐車場へのアプローチを歩いていると、少し前を小学生くらいの息子さんを連れたお父さんの親子連れが歩いていた。競技場でのサッカー観戦が初めてだったらしく「やっぱり生で見ると迫力があっていいね!」と話していた。(^^;)
この親子が熊谷からはるばる大宮のNACK5スタジアムにサッカーを見に来るような試合をしてくれよ!大宮イレブン!"(-""-)"
追記:次節9/23(土)はアウェイでのジュビロ磐田戦。チケットはほぼ完売とのこと。満員のヤマハスタジアムで、意地を見せてくれ!!