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2006ドイツW杯の思い出 その7『ミュンヘン』市内観光編~街も人も温かみを感じるミュンヘン~

投稿日:2017年9月29日 更新日:

私たちはベルリンを後にして、ミュンヘンに向かった。

この移動も先輩がおしゃれな旅にアレンジしてくれた。

寝台特急を使ったのだ。

朝、目が覚めると、のどかな田園風景が広がっている。本物の「世界の車窓から」だ。(笑) 6月のドイツの空気はカラッと乾燥していて、窓から清々しい風が入ってきた。

 

私はミュンヘンの駅で大失態をやらかした。(*ノωノ)

寝間着として着ていたアンブロのジャージの下を寝台に忘れてきてしまったのだ。スーツケースなど持っていた荷物を連れに託して、慌ててホームに停まっている寝台特急の車両に戻った。ミュンヘンが終着駅だから、乗客がすべて降りた後の車両のドアは開いたままになっていた。出発する様子もなかったので、車両に乗り込みジャージを探し始めたが見つからない。すると、何の前触れもなくドアがガシャン!と閉まる音が聞こえ、一瞬固まっていると、電車が動き出してしまったのだ。

私の頭の中はほんの一瞬でいろんなことが駆け巡った。

初めての海外旅行。パスポートも現金も手元にない。しかも行先もわからない回送電車に乗せられて自分はどこに連れていかれるのだろう。

火事場のくそ力とはこのことだ。

私は咄嗟に客室の窓を開けて、すでに走り出している電車の窓からホームに飛び降りた!

ミュンヘン駅はホームが低い。電車の乗り降りはタラップを使うからで、ほぼ線路の高さまで飛び降りることになる。尋常なら怖くて飛び降りられない高さだが、私は無我夢中で飛び降りていた。

電車は走り出していたので、着地した時に一回転くらいはしたと思うが、よく覚えていない。

私が顔をあげると、小さな男の子を連れたお父さんがびっくりしている。おそらく子供を連れてホームから電車を見ていたと思われる。お父さんは私を気遣い、心配そうに「アー・ユー・オーケー?」と英語で話しかけてくれた。私は気が動転していたので、お父さんと目も合わせず、「イッツ・オーケー、イッツ・オーケー」と何事もなかったように、そそくさとその場を後にした。

お父さんはさぞ驚いたことだろう。おそらく、小さな子供に電車を見せてあげたくて乗客が降りた後にゆっくりと見物していたに違いない。「ほら見てごらん、寝台電車だよ、大きいね」など会話も想像がつく。

そこに、突然アジアの男が走り出した電車の窓から飛び降りて来たのだから、びっくりするのは当たり前なのに、気遣って声をかけてくれたのだ。

いくら気が動転していたとはいえ、なぜ「サンキュー」のひと言、いや「ダンケシェーン」が言えなかったのか!今でも悔やまれる。お父さん、今でも感謝しています。

その後、仲間全員から大笑いされたことは言うまでもない。

後になると笑い話で済むけど、その時は懸命だったのです。(笑)

結局アンブロのジャージは見つかりませんでした。( ノД`)

 

ミュンヘンの市街地はなんとなくこじんまりとしていて何か愛くるしさを感じる都市だった。

この日は日曜日ということもあり、広場では民族衣装を着た若い男女が楽団の音楽に合わせてダンスを披露していた。私もお酒が飲めたら、バ~イエルン♪バ~イエルン(^^♪と歌いながらウィンナーを片手にビールを飲んだかもしれない。

 

お土産屋さんには陶器やスチール製のジョッキや(ジョッキと言っていいのかな?)、木や布でできたかわいらしい人形が売られていた。

ミュンヘンはドイツ南部にあり、カトリック信者が多い地域。教会もプロテスタントではなくカソリック教会がある。日曜日の礼拝が行われていた。この当時のローマ法王はドイツ人のベネディクト16世。ローマ法王の写真も飾ってあった。

 

ワールドカップで盛り上がるミュンヘン新市庁舎とマリエン広場

 

繁華街もワールドカップ一色でお祭り騒ぎだった

 

バイエルン・ミュンヘンのショップ。ここへは確か帰国する日に立ち寄ったがお休みだった。

偶然見かけたバイエルン・ミュンヘンのバス。でもなぜかベルリンで見た。

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