本日12月4日、大宮アルディージャが石井正忠監督と契約を「更新」した。
石井監督との契約は、どうあれクラブが決断したことであるのでそれを尊重したいと思うし、この先は石井監督旗下で大宮アルディージャが勝てるように応援したいと考えている。
ただ、この契約は石井正忠監督の恩を仇で返すことになりはしないかと思っている。
チームも強くなっていかないのではないかと危惧している。
またこの契約は渋谷洋樹監督と伊藤彰監督の解任を無意味化した行為であるとも思っている。
その理由を書いてみよう。
まず「契約を更新した」とはどういうことだろう?
これは端的にいうと11月5日に石井正忠監督が契約した時点で来季の契約が決まっていたことを示唆している。
つまりJ1残留の有無や試合内容の是非を問わず契約することになっていたと見るのが自然だ。
出来レースだったということになる。
石井正忠監督にそれを否と言って拒む理由はみつからないからクラブ側の問題だ。
単純に言ってそれでは緊張感が生まれるわけがない!
石井正忠監督が指揮した3試合が残留どころか、だらしのない結果になってしまったのも頷ける。
憶測にすぎないが、選手には何となく伝わりますよ、そういうことは。
次に渋谷洋樹監督と伊藤彰監督が解任された理由は何だったのでしょう?
成績不振ではないのですか?
成績不振で監督が解任されることはやむを得ないことだ。
渋谷監督は大宮アルディージャをJ1に昇格させただけでなくクラブ史上最高位のリーグ5位に貢献した監督だ。伊藤監督は地元埼玉出身で高校も武南高校、プロになってからは選手として大宮アルディージャでプレイ経験もあり大宮アルディージャのジュニアコーチから段階を踏んで監督に就任した人だ。
石井正忠監督は大宮アルディージャで勝率0%の監督だ。大宮アルディージャとの係わりも薄い。
ではなぜ渋谷監督と伊藤監督を解任したのです?
石井正忠監督と契約を「更新」するなら渋谷監督と伊藤監督はもっと大事にされてよかったのではないですか?
渋谷監督と伊藤監督はリーグ最終戦の川崎戦を見に来ていたそうだ。
クラブから解任されてもそれぐらい大宮アルディージャに思いを持ってくれていたのだ。
だから、ちょっとクラブに一言、言いたいのだけど
「それはないんじゃないか!」
私はクラブが今季の低迷を真摯に受け止め、チームを一から立て直すことを望んでいた。
渋谷監督や伊藤監督の解任はそのために意味のあるものだったと思っていた。
しかしクラブから示された姿勢は石井監督との「契約更新」だ。
私は石井監督との契約は他の理由からも懐疑的であることは過去のブログでも書いてきた。
しかし今回の件はそれとは別のことで憤りを覚えている。
「契約更新」とは何事なのだ。
違うのでしょう。
クラブは石井正忠監督がチームを残留させられなかったことや無残な結果に終わった試合内容を評価していないんでしょう。
だから「契約は満了」なんでしょう。
でも、このままでは終われないという石井監督の熱い思いからクラブ側と来季のビジョンが話し合われて、その席できっと、きっと、石井監督からも具体的で現実味のあるプランが提示されたんでしょう。その熱い思いを受けてクラブ側が契約満了の意思を覆して
「新規で契約」を結んだんですよね。
きっとそうですよね、大宮アルディージャ!しっかりしてくれよ!
それで渋谷監督と伊藤監督もやっと責任感から解放されるんだよ!
ひとの心がわからないものがスポーツでひとの心を楽しませることができるのか?
ややヒートアップしてしまったが(笑)、些細なことのように見えて、見えてくるものがいっぱいあるでしょ。これくらい言わないと分かりそうもないからね、大宮アルディージャは!(^^)!
大宮アルディージャが本当に強くなるには当面時間がかかりそうだね。(笑)
気になるのは石井監督、ちゃんとプラン提示したんでしょうね?(笑)
それすらなければマテウスがホーム最終戦でシュートしなかったシーンのように関西弁で突っ込むよ。
「ないんかい!」って。(笑)
ここからは石井監督の責任も重大だよ。