昨日大宮アルディージャの2018シーズン新体制発表会があった。
冒頭には大宮アルディージャ発足20周年を記念したフィルムが流された。
大宮アルディージャ発足に係わった地元の関係者や金澤慎選手や大山啓補選手など大宮のユース出身の選手のインタビューや病気によって引退を余儀なくされた塚本泰史選手のゴールシーンのほか2004年シーズンにJ1に昇格したシーンが映し出され、改めて地元にプロサッカークラブがあるありがたみと大宮アルディージャへの愛おしさを確認することができた。
このような愛情に満ちた感動的なフィルムを作成した関係者の方に感謝したい。
惜しむらくは20周年を祝う記念すべきシーズンがJ2降格という憂き目にあってしまったことだ。
この事実をどのように受け止めて、どのように振る舞うかが問題だ。
石井正忠監督が中心になって考案したというスローガンは「ONE 勝利のために」というものであった。
石井監督は、まずはクラブが一丸となってチームを強くし先々はサポーターともひとつとなっていきたいと語っていた。
このスローガン自体は立派なものであると思う一方で石井監督に下駄をあずけておきながら2018シーズンの選手補強は十分なものであったといえるのだろうか。選手補強については1月20日のサポーターズミーティング後に触れようと思うが、私から見ていて選手補強と言えるのは名古屋グランパスから移籍したシモビッチ選手くらいだ。
フィルムを見て気づいた人も多かったと思うが残念ながら大宮アルディージャは20年間でノンタイトル(J1)だ。
得点王やアシスト王などの個人記録でもノンタイトル。日本代表(A代表)でレギュラーになった選手もいない。
大宮アルディージャを象徴するような選手を作り出してこれなかったのは強くないからだ。サッカーは競技だから敗者は象徴たりえない。
クラブが存続することだけで満足するならそれでもいいかもしれない。
フィルムの冒頭で大宮アルディージャ立ち上げに係わった方が大宮アルディージャは「夢」だと語っていた。私にとっても大宮アルディージャは「夢」だ。
「夢」は「可能性」といってもいい。
「可能性」がある限り私の「夢」はJ1での優勝、ACL優勝、各種タイトル獲得、個人タイトル獲得、A代表選手の輩出、競技場の改修によるワールドカップの開催であることは2018年の正月も変わらない。(笑)
何事も成し遂げていないクラブチームだからこそ、このすべてを手に入れることができる。(笑)
クラブの強さを象徴する選手になれる可能性は全選手に残っている。誰が名乗りをあげるのでしょう?(笑)
2018年も頑張りましょう!(笑)