昨日は生で見られなくて、ウェブ等で途中経過を確認していたら、試合のことがやたらに酷評されている。
試合の事だけじゃなく、西野監督、選手、サッカー協会や広告代理店にいたるまで、怒りや失望の矛先が向いている(笑)。
スコアも0-2の完封負け。
そんなにひどい試合だったのか、と思いながらビデオを見始めて、すぐに気づいた。
いいところ、新しいところが満載のゲームだった。
だから、すごく楽しかった。
いいところ
やっぱり海外組は
うまい、早い、強い
のどれかを兼ね備えてる。
新しいところ
3バックの採用
だね。
まず、3バックの採用。
これは新鮮だった。
長谷部誠選手をスイーパーにするシステム。
槙野智章選手はミシャ旗下の浦和レッズで経験があるから、なんなく適応しているのがわかる。サウサンプトンの吉田麻也選手も試合が経過する毎に、適応する能力を示したね。急造なのに、非常に安定した3バックを見せてくれた。
久しぶりに新しい可能性を感じました。
ワールドカップまでに磨きをかけて本採用してもいいんじゃないかな。対戦相手にはレヴァンドフスキ、マネ、ファルカオ、ロドリゲスのような世界的なFWがいるから、3バックはオプションのひとつとして非常に重要に思うよ。
後半6分のPKは不運だったね。GK川島選手は飛び出す必要はなかった。もし長谷部選手が相手FWに抜かれても、吉田選手が追いついていたと思うよ。この失敗は本番のいい練習になったんじゃないかな。こんなことで3バックが失敗だった、と思ってほしくないね。
それにしても長谷部選手の経験と技術はたいしたもんだ。
次に、海外組の選手。
やっぱりうまいね(笑)
Jリーガーとは違うよ(笑)
この試合で印象に残ったのは大迫勇也選手、武藤嘉紀選手、本田圭佑選手、香川真司選手、宇佐美貴史選手、原口元気選手、長友佑都選手、といったところかな。もちろん長谷部誠選手、吉田麻也選手なんかもね。
本田選手のフリーキックはやはり武器だね。ワールドカップで日本が劣勢に立たされることは明らか。流れの中から点とるの難しいからね。本田選手はガーナ戦では流れの中からもチャンスを作っていたし、後半の立ち上がりには、開いて足元で受けて起点になるなど、攻撃のバリエーションをそれなりに持っていることを見せてくれた。当たり前だよね。そうじゃなきゃパチューカで今季10ゴール7アシスト、計17得点に絡むことなんてできないからね。17点だよ、17点!
香川選手も後半交代早々に2度連続でチャンスを作るあたり、他の選手との違いを見せつけてくれたね。宇佐美選手とはまた違う動きの質があって、フリーになるのが上手いね。あとパスがやわらかい。ケガでドルトムントでのシーズン後半を棒に振ったみたいだけど、ワールドカップ出場に何の問題もないよ。あとはゴールだけ!
このふたりを先に挙げたのは、このふたりへの批判が目立ったから(笑)。
しかも、広告代理店やスポンサーを絡めた誹謗のようなものまであったよ(笑)。
もちろん評価したいのはこのふたりだけじゃないよ。
長友選手、原口選手のサイド攻撃も見ごたえがあった。このふたりの特徴は、フルスプリントからクロスボールを入れられる身体能力と技術。前半にこのふたりの両サイドからのクロスボールあったね。
弱い代表チームなら、クロスボール1本満足に入れられないからね。
ただ、それをゴールに結びつけられるか、結びつけられないかの世界との差は、まだあるかもしれないね。
武藤選手の交代してすぐのヘディングシュートもインパクトがあった。武藤選手もマインツで今季8ゴールは立派だ。宇佐美選手もデュッセルドルフで8ゴールだけど、マインツは1部だから(笑)。
そんなわけで、いいところを挙げればきりがないけど、この代表チームにはなんの問題もないことを言いたかったんです(笑)