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川崎に負けた要因は何だったのか?そのヒントになる「戦術的ピリオダイゼーション理論」その1

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川崎戦で「勝敗をわけた要因はわからないが、後半12分の家長昭博の交代が“きっかけ”になったのではないか」という主旨の記事を3月23日に投稿しました。これから、なんだかよく“わからない”けれど、勝敗をわける事象があることについて自分なりに書いてみようと思います。

それにはFCバルセロナでスクール・コーチの経験がある松村尚登*(まつむらなおと)さんの「テクニックはあるが『サッカー』が下手な日本人」という著書に出ている「戦術的ピリオダイゼーション理論」を参考にしながら、ひも解いていきます。

聞きなれない言葉かもしれませんが「戦術的ピリオダイゼーション理論」という理論をご存じでしょうか。私がこの理論を知ったのは、8年前にこの著書が出版された頃になります。松村尚登さんは、この理論を知ったとき「この理論に出会うために自分は11年間もバルセロナにい続けたんだ!」とまで思ったそうです。バルセロナで経験した「サッカーはサッカーをすることによって上手くなる」というシンプルな価値観を理論立てることにより、松村尚登さんは「サッカーの本質」に気づいていくことになるのです。

この理論はポルトガル人のヴィトル・フラーデという教授が発案したサッカー専門のトレーニング理論で、同理論を採用したジョゼ・モウリーニョ(現マンチェスター・ユナイテッド監督)が、FCポルトやチェルシーで目覚ましい成績を残したことで注目されたようです。

この理論の特徴は、次に記載する“サッカーの定義づけ”をしている点です。

「サッカーとは何か?」

「サッカーはカオスであり、かつフラクタルである」

この定義を知った松村尚登さんは、最初は何を言っているのかさっぱりわからなかった、と正直な感想を述べています。しかし非線形科学幾何学で使われる難解なふたつの言葉「カオス」「フラクタル」の意味を理解し、この”定義づけ”が意味することを理解していきます。「サッカーはカオスである」点について、以下松村尚登さんの著書を引用します。

「“カオス”とは一般的には『混沌とした』という意味で使われていますが、非線形科学では『わずかな初期設定の違いが事前の予測を大きく覆すような結果を生む複雑な事象』のことを指しています。また、『事象の細部は決定的に予測可能だが、事象全体の過去や未来の動向を予想するにはある時点の無限の精度の情報が必要とされるため、観測による予想が不可能に近い事象』と表現されることもあります。」

さらに松村尚登さんは、気象学の「バタフライ効果」を例に引いて「初期設定のほんのわずかな違いが、時間の経過と共に結果に大きな違いをもたらす」という「カオス」の特徴を「バタフライ効果の集合体」という表現でわかりやすく説明しています。

つまり戦術的ピリオダイゼーション理論は「わずかな初期設定の違いが、時間の経過とともに、結果に大きな違いをもたらす複雑な事象であり、なおかつ観測による予測が不可能に近い事象である」ことがサッカーであると、定義しているのです。

別途続きを投稿します。

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