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川崎に負けた要因は何だったのか?そのヒントになる「戦術的ピリオダイゼーション理論」その2「カオス」について

投稿日:2017年3月31日 更新日:

アドセンス PCのみ記事上




サッカーを「カオス」と定義したことによって、今まで見えなかったものが見えてきます「わずかな初期設定の違いが、結果に大きな違いをもたらし、観測による予測ができない事象」が浮かび上がってくるのです。

川崎戦後半12分の川崎FW家長昭博の交代はそこだけを切り取っても、結果が大宮0-2川崎になることは予測できません。3月23日のブログで私はFW家長と交代したFW森本貴幸は試合に決定的な影響をおよぼさなかったと書きましたが、これも森本のプレイだけを切り取っているだけなので、本当はどんな影響をおよぼしていたかわかりません。例えば、家長と森本はタイプが違います。当然、ポジショニングや動き方が変わりますので大宮のDFはディフェンスの方法を調整するかもしれません。また森本が入ったことで、大宮のDFや川崎のメンバーの心理にどのような影響が出るかについても、外から見ているだけでは全くわかりません。後半21分の川崎FW小林悠のゴールはセットプレイからの得点ですが、大宮のDFはペナルティエリア内での森本を警戒したに違いありません。セットプレイに森本が入っているのといないのでは、大宮DFの心理はまるで違うものになる可能性があります。つまり、目には見えない(観測不可能)が、FW家長の交代の設定によって、結果に大きな違いをもたらした可能性があることを否めないのです。

松村尚登さんは著書『テクニックはあるが『サッカー』が下手な日本人』の中で「サッカーの試合は“カオス”同様、あまりにも多くの構成要素が相互に影響を及ぼしあっている複雑な事象であるため次の展開を予測することはできないですし、それ故に各構成要素(例:技術・戦術・体力・精神力など)の理解は必ずしも“サッカー”という“全体”の理解にはつながらないのです」と解説しています。

中村憲剛のプレイスキックの精度の高さや小林悠のヘディングの強さ、中村憲剛の運動量などの要素によって大宮が負けたのは確かですが、“サッカー”という“全体”を理解しようとするとき、負けた要因は鬼木監督の“勝負勘”による家長昭博の交代にあるのではないかと私は考えました。そのことを3月23日のブログでも表現しました。それでは対策の打ちようがないではないか、との声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。“勝負勘”を鍛えればいいのです。“勝負勘”を鍛えるとは“決断力”をつけることだと思います。これは監督に限ったことではなく選手にもいえることです。選手はワンプレイ毎に小さな決断や大きな決断を行っています。いざという時の決断はもろ刃の剣です。吉とでるか凶とでるかはやってみなければわかりません。大事な場面で決断ができるかどうかは、その鍛錬を日頃の練習から行っているか否かで決まってくるのではないでしょうか。

いずれにしても、鬼木監督の勇気と決断力には見習うところがありました。

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