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髙田郁『花散らしの雨 みをつくし料理帖』 初夏に食べる食材

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「茄子(なす)に胡瓜(きゅうり、穴子(あなご)に蝦蛄(しゃこ)、と皐月(さつき)に旬を迎えるものは多い。鰺(あじ)はますます脂(あぶら)が乗って美味しくなった。江戸に出て来るまで知らなかった小鰭(こはだ)も、この時季に出回るものが良い。新子(しんこ)、小鰭、鮗(このしろ)、と名前を変えるこの出世魚を、澪はとても気に入っていた。」
『花散らしの雨 みをつくし料理帖』銀菊―忍び瓜

江戸時代に小鰭(こはだ)は大阪に出回っていなかったのだろうか。小鰭を使った料理というと、私はお寿司を連想する。スーパーでは手に入りにくい魚なのでお店でしか味わえない魚という印象がある。それにしても『みおつくし料理帖』は季節感に富んでいる。料理を通して日本の四季折々を堪能させてくれる。私はグルメではないし、料理は作るのも食べるのもあまり興味がないほうだったが、この小説は私のような”素人”にも「うまそうだなあ」と思う料理が季節感満載で出て来る。本当に美しい文学だ。初夏の茄子や胡瓜は本当にうまい。母の介護をしてくれているヘルパーさんの今日の献立は、蛸(たこ)、胡瓜、わかめ、みょうがを和えた酢の物だった。うまそうでこちらが手を出しそうになった。

 


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