先週のNHK Jリーグタイムでジーコがインタビューに答えていた。
Jリーグ25年の歴史を振り返り、Jリーグが3部リーグまで裾野が広がり、日本にサッカーが根付いていることを評価していた。
鹿島アントラーズが19のタイトルを保持するような強豪クラブになったことについても、若手日本人選手の育成と外国人選手の補強が上手くいっていることを評価した。
一方でJリーグが南米や欧州のクラブとの試合経験を持つべきとの提唱もあった。強いクラブチームとの試合を行うことで、もっと実力をつけたほうが良いということだろう。
南米や欧州のクラブとの試合は地理的な問題やリーグ開催時期の違い、予算の関係など困難なことが多いと思うが、私もジーコの意見は積極的に取り入れたほうがいいと思った。
クラブの話しとは少しそれてしまうのだが、私は日韓の定期戦が行われなくなってしまったことを残念に思っている。日韓は実力の拮抗した国同士だし、過去の歴史から、絶対に負けられない対戦相手として試合経験を積むこともできるからだ。それと合わせて南米や欧州の遠征を組み合せたらどうだろうか。
ラグビーのオールブラックス(ニュージーランド代表)を見ていて感心するのは、南半球で行われるチャンピオンシップでスプリングボクス(南アフリカ代表)やワラビーズ(オーストラリア代表)のような強豪国と頻繁に対戦しているだけでなく、積極的に欧州遠征を行って、常に実力の向上や維持に努めているからだ。
オールブラックスは常に世界ランキングでトップクラスにいるチームだが、驕ることなくその実力の向上を目指しているように思う。
少し話しがそれてしまったが、ジーコの発想もこれに通ずるものがあるのではないだろうか。南米や欧州のクラブチームとの対戦は困難なことも多いと思うが、困難とばかり言っていてはいつまでも現状のままになってしまう。
実際に強豪チームと対戦することで、実力を肌で感じたり、なぜ南米や欧州のクラブチームが強いのかを考えるだけでも、今後のJリーグの発展に影響を及ぼすのではないだろうか。
ジーコがインタビューの最後にJリーグへのコメントを色紙に書いていた。
「Jリーグの成功」
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