先日、立ち寄った本屋さんで伊勢白山道さんの『今、仕事で苦しい人へ仕事の絶望感から、立ち直る方法』(電波社 2017年11月1日初版)という本を購入しました。
スピリチャルの新刊本のコーナーに置いてあったのを見つけました。
私は自分でブログをやっているわりには、他のブログをあまり見ない。(笑)
特に長い文章をスマホで読むことに今だに慣れないせいか、書籍を読んでブロガーといわれる人たちの存在を知ることになる。私の場合、ブログを読んで本を知るのではなくて、本を読んでからその著者のブログを知るという具合だ。
伊勢白山道さんも本を読み終わってから、ブログのほうを拝見したのですが、精神世界のブログランキングで圧倒的に1位の方であることを知りました。
そういうわけで、ブログのほうは少ししか見ていないのですが、書籍について書こうと思います。
この本は仕事で悩む人に向けて、その悩みを解消して人生をよりよく生きるためにはどうしたらいいか、という指南書のような内容になっています。
指南書といったのは、伊勢白山道さん自身がサラリーマン時代に仕事を修業と思いながらやっていたといいますから、この本を読んでいると和尚さんがお弟子さんに、生きる道を指南しているように感じるからです。
考え方はシンプルで、悩みを見る視点を変えることだといいます。
多くのひとの相談にのってきた伊勢白山道さんの経験から、悩みが多い人の特徴として他者の事ばかりを気にする傾向にあるそうです。つまり他者の言動に心を奪われて、自分の心を見ていないというのです。
そしてそういう人ほど、過去の出来事をくよくよ思い悩んだり、将来の不安に駆られているといいます。つまり、今を大切にしていないというのです。
ここに大切な視点があることが分かります。
ひとつは、他者の心ではなく自分の心を見ること。もうひとつは、過去や未来のことではなく現在を見ることです。
そしてそれらの視点を冷静に身に着けるために、大切な心構えがあるといいます。
それは、感謝する心です。
「大いなる存在」(このことを伊勢白山道さんは自分に内在する神様のようなもの、心の良心の正体と考えているようです)に感謝すること、そして「大いなる存在」から生まれた生命をリレーしてきたもの、つまり先祖に感謝することが大切だといいます。
「大いなる存在」は心と遺伝子を研究された村上和雄先生が言った「サムシング・グレート」に通ずるものがありますし、ご先祖様を大切にお祀りするというのも、日本人なら自然に受け入れられるものですね。
静かに自分の心を見つめ、過去や未来にとらわれず今をしっかり生きる。そして生命の不思議とご先祖様への感謝を忘れない心、これらが人生をよりよく生きるために大事なことのようです。