年頭にアニメ映画『君の名は。』についてブログを投稿しました。
今日はアニメ繋がりで1月12日からフジテレビ”ノイタミナ”でスタートしたアニメ『恋は雨上がりのように』を紹介します。
ちなみに”ノイタミナ”というのは「Animation」(アニメーション)をローマ字で逆さ読みしたものだそうです。
このアニメはクールな女子高生とパッとしない中年男性の恋物語です。
ファミリーレストランの店長をしている45歳バツイチ子持ちの中年男性に、そこでバイトをしている17歳の女子高校生が惚れてしまうというストーリーになってます。
舞台になっているのは私の地元にも、そこかしこにある馴染みのあるファミリーレストラン。ファミレスの名前は劇中ではパロディになっているので、ここでも載せない。(笑)
私もよく友達とそのファミレスに行ってはハンバーグを食べた後、ドリンクバーで何時間も大宮アルディージャの感想戦を戦わせることがある。(笑)
ファミレスのよさはドリンクバーで何時間も居られるってことね。(笑)
まず馴染みのあるファミリーレストランが舞台になっていることに親近感がわきますね。
ファミレスの場所の設定はおそらく横浜の郊外になっていて、横浜の街並みや海も描かれている。『君の名は。』でも新宿の街並みが詳細に描かれていて感心したけど『恋は雨上がりのように』もロケーションをしっかり行っているように思える。横浜港が美しく描かれています。でも舞台は横浜の繁華街ではなく郊外のファミレスというギャップもいいですね。
ヒロインの女子高生は綺麗でクールな感じなのに、なぜかファミレスの冴えない中年の店長に惚れるという設定になっていて、そのアンマッチさもユニークで面白いですね。
テレビドラマでありがちなドロドロした恋愛ものになっていないのは、店長のキャラクターが天然のダメ男に描かれていて、女の子に惚れられていることに全く気づかないこと。
妙にメルヘンチックになっていないものファミレスが舞台になっているからでしょう。
店長のキャラクターは、どことなくアニメ映画『機動警察パトレイバー』に出てくる後藤という警官に似ていて、すっとぼけた感じが後藤に似ているけど、決して切れ者という感じではない。
女子高生は優秀な陸上選手だったようでケガで引退を余儀なくされた設定になっているようだ。
そのせいか少し影がある少女に描かれている点もこの恋のストーリーを単にメルヘンチックなものでないようにしている。
アニメのエンディングに流れる「Ref:rain」という曲はAimer(エメ)さんというミュージシャンが歌っていて、少し物寂しい曲調になっています。切ない感じがよく出ていて、一回聴いて好きになってしまった。
Aimer(エメ)さんの「Ref:rain」は2月21日発売されることが決まっている。
アニメ劇中のサウンドトラックもピアノ伴奏で物静かなチェロの曲が入っていたりして物語にしっとりとした印象を与えている。音楽は漫画には無い要素だから原作との違いを味わえるものなのではないでしょうか。
オープニング曲は「ノスタルジックレインフォール」でCHiCO with HoneyWorksというミュージシャンが歌っている。こちらは1月24日発売予定。
『恋は雨上がりのように』ですからオープニング曲、エンディング曲ともに「雨」がモチーフになっているのですね。なぜ「雨」がモチーフになっているかはアニメを見れば分かります。
オープニング曲の場面ではアルパカにまたがった女子高生と中年男性が出てきたり、横浜港が幻想的に描かれていたりして面白いですよ。『恋は雨上がりのように』のタイトルクレジットのデザインもおしゃれです。