「見えないもの」の存在を感じられる人なら、きっと面白いよ、この本。
神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと
こっそり耳打ちしてくれそうな、表紙の仏さまを見て、買っちまった。
真言宗の尼さんで、主婦で、漫画家という面白い経歴の人が書いた本。
真言宗だから大日如来は出てくるけど、
神さまは仏さまの化身(本地垂迹説)、みたいな小難しいことは出てこないから、一気に読めますよ。
でも、ひとつだけ違和感がある。
弁財天、大黒天、恵比寿天・・・
仏教に由来するこれらの神さまは私の中では、あまり馴染みがない。
確かにこれらの神さまを祀っているお寺や神社も住んでいる地域にあった気がするけど
神さまというと、氏神を祀った神社や氷川神社に祀られている素戔嗚尊(スサノオノミコト)のような存在、
仏さまというと、仏壇でお線香をあげられるような、血のつながった身近なご先祖さま、という感覚が幼い頃からあった。
そんな違和感を払拭してくれるのが、この本。
日本人にとって、神さまは、遠いか近いかの程度の差で、ご先祖さまのことだよ、と教えてくれた本だ。
これならしっくりくる。
日本の神さまには、近しいご先祖さまでないかぎり、絵姿がないから、仏教とミックスさせるとイメージしやすかったのかもしれないね。
神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと には龍神という神さまも出てくる。
下記の著者は夫婦で龍神に出会って、あっという間に幸せをつかんだというから
併せて読んでみて。
面白かったのは、72時間で人生が好転するというところ。
だって龍神っていう名前が速そうでしょ(笑)