予想通り、代表選手はガーナ戦に選出されたメンバーを中心に構成され、考えるのにものの10分もかからなかっただろう。(笑)
物事はたいがいこんなもんだ。
最初の直感がたいてい当たっていて、熟考しても1周して、最後は最初の直感に戻ってしまったりするから面白い。
冗談はさておき。
このメンバーはおそらく過去最強のメンバーになる。
前回ワールドカップブラジル大会に選ばれたメンバーが10名いる。
いずれもベテランの域に達しているものの、新たに海外で経験や実績を積んだ中堅クラスのメンバーが乾、原口、宇佐美、柴崎、武藤の5名が加わり、海外で実戦経験のあるメンバーが計15名になった。
前回のブラジル大会のメンバーは23名中12名が海外組。
今回は3名増え15名が海外組になった。
ディフェンダーは経験がものを言うが、長谷部、長友、吉田、酒井宏樹、酒井高徳のディフェンダー陣は前回ワールドカップから更に海外で経験を積み続け、円熟味が増している。
オフェンダー陣は香川、本田、岡崎など、ややピークの過ぎた布陣になっているが、大迫、乾のような油の乗り切ったFWに加え、新たに海外で経験を積んできた原口、宇佐美、柴崎、武藤のような中堅選手も加わっている。
中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一など一見すると華やかなメンバーがいた代表のほうが、強そうに思えたりするが、そんなことはない。
ハリルホジッチの勝率が歴代の代表監督の中で一番いいのも、海外での実戦を積んできた選手が代表選手の多くの割合を占めるようになってきたことと無関係ではないだろう。
ワールドカップは国際試合だ。
国際試合や海外で外国人を相手にした実戦の経験が
ものを言うのだ。
観客を魅了する面白い試合と勝率は必ずしもマッチしないだろう。
ハリルホジッチ監督や西野監督とは
無関係なところで
日本のサッカーのレベルは
確実にあがっていると思うよ。
海外での実戦経験がものを言う国際試合の視点からすると
この代表メンバーは
過去最強のメンバーと言っていい。
今回のセレクションからは残念ながら漏れてしまった井手口選手や浅野選手も、現在海外でプレイしている若手選手だ。これから経験を積んで次期代表に選ばれるように頑張ってほしい。井手口選手にいたっては、ずっと海外でプレイしたいという意志があるとの記事も読んだことがある。心強いよね。