本や音楽やドラマなどのほか、大宮アルディージャのホームゲーム観戦を中心にした関連記事

Kobayakawaのブログ

「読書で散歩」 一覧

京都祇園祭で見た鱧料理 髙田郁『想い雲 みをつくし料理帖』 東京と上方の食文化の違いを教えてくれる名著

「この時期、大坂では『鱧(はも)』です。誰が何と言おうと、夏はやはり鱧だと思います」 ー『想い雲 みをつくし料理帖』ふっくら鱧の葛叩き より 主人公の澪(みお)が、江戸っ子が夏に泥鰌(どじょう)を好ん ...

夏休み課題図書 ファラデー『ローソクの科学』 子供たちに教えたい科学の素晴らしさと科学に真摯に向き合ったファラデーの人柄

2017/07/14   -読書で散歩

夏休みには学校の課題図書を読む、というのがあった。いくつかの本の中から好きな本を選んで読書感想文を書くという宿題だ。ファラデーの『ロウソクの科学』も課題図書だった記憶がある。ちなみに私は『ロウソクの科 ...

『論語』との出会い 身内を売ることが必ずしも正義ではないことを教えられた

2017/07/12   -読書で散歩

『論語』との出会いは、私が高校生の終わり頃だったろうか。それは『論語』の「子路」というものだった。 「葉公(しょうこう)孔子に語(つ)げて曰く、吾が党に直躬(ちょっきゅう)なる者有り。其の父 羊を攘( ...

『論語』の悪口 孔子の悪口を言った平清盛は鬱にはならない。不真面目くらいがちょうどいい。平清盛を見習おう。

2017/07/09   -読書で散歩

吉川英治の『新・平家物語』に、若き日の平清盛が弟の平経盛(つねもり)が論語を読んでいるのを見て、こう嘆くシーンがある。 「何があるんだ。論語や四書の中に。 ― いったい、孔子なんて男に、人間やこの世の ...

本田直之『ハワイを極める50の法則』 ハワイの達人を真似て旅をするのも面白そう

2017/07/07   -読書で散歩

本田直之さんは投資事業やコンサルティング事業をしている実業家。1年の半分をハワイで暮らすという。東京とハワイのデュアルライフ(ふたつの生活)の達人だ。 『ハワイを極める50の法則』は2009年に出版さ ...

ジャッキー・チェン 新作『レイルロード・タイガー』『スキップ・トレース』 映画への情熱が衰えないジャッキー・チェン

6月30日のブログで、昔はビデオデッキが普及していなかったので好きな映画の録音されたレコードを繰り返し聞いていたという記事を書いた。それは『銀河鉄道999』や『機動戦士ガンダム』だったわけだが、私には ...

夏になるとヘミングウェイを思い出す 小説で夏を楽しむにはヘミングウェイがもってこい

2017/07/05   -読書で散歩

昨日台風が過ぎ去り、昼間の時間には一時だったが台風一過のような晴れ間が見られた。夏らしい陽射しと空の青と雲の白の強いコントラストを今年初めて見たような気がする。梅雨明けまでもう少しというところだろうか ...

フジ子・ヘミング  悲しく切ない絵本『紙のピアノの物語』の絵はフジ子・ヘミングによるもの。

むかしフィギアスケートでエカテリーナ・ゴルデーワとセルゲイ・グリンコフというロシアのペアがいた。このペアがオリンピックで金メダルを取る前だったと思うのだが、フィギアスケートのNHK杯に出場しているのを ...

『北斗の拳』 一気読みしたい北斗の拳

2017/06/29   -読書で散歩

『北斗の拳』はなぜか数年に一度、読みたくなるマンガ。しかも読むときは全巻一気に読むのが恒例になっている。 確か私が小学校の5年生か6年生くらいの時に「週刊少年ジャンプ」に連載が始まって、クラスメイトに ...

ノーベル文学賞受賞者 ボブ・ディラン『歌は歌われるためにある』 文学と歌が違うことをそれとなく伝えたボブ・ディラン

「歌は文学と違い、読まれるためではなく歌われるためにある」 ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランが受賞講演でこう話したそうです。 フリーライターの夏生さえりさんは、詩人の谷川俊太郎さんから、文字がで ...

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