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終戦記念日に思う『東京大空襲』について

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終戦記念日が近づくと広島や長崎の追悼セレモニーがテレビで放送されるなど、日本中で戦死者に対する追悼の思いが募ってくる。

私にとって日本の敗戦は人生で知った一番インパクトのある出来事だった。日本人にとって終戦記念日に思う事柄はそれぞれあると思うが、私はその中でも東京の空襲への思い入れが強い。それは私の先祖やその周りにいた人たちが東京大空襲を受けているからだ。

私の母は東京の浅草で育った。旧町名は田町といって、現在の浅草六丁目あたりに住んでいた。幸運にも昭和20年3月10日の大空襲は仙台に疎開していて免れることができた。母が疎開先から浅草に帰ったのは3月10日の空襲からほんの数日後だったという。もし、3月10日に母が浅草にいたら、私は生まれていなかったかもしれない。

8月15日に安倍晋三首相は千鳥ヶ淵戦没者墓苑にお参りしていた。千鳥ヶ淵戦没者墓苑は主に海外で戦死した戦士たちのお墓で、私も何度もお参りしたことがある。安倍首相は総裁特別補佐を代理人にたて靖国神社に玉串料を奉納した。私は安倍首相が靖国神社に参拝する意思があることを感じてほっとしている。ただ、国内外が大騒ぎするだろうが、気にせず直接お参りをしてほしかったと思っている。

すいぶん前だが、私が靖国神社で参拝していると隣にいた矍鑠(かくしゃく)とした白髪のご老人が澄んだ響き渡るような声でこう言ってお参りしていた。

「祓えたまえ、清めたまえ、守りたまえ、英霊安らかに眠りたまえ」

 

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