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大宮アルディージャ観戦日記

来季大宮アルディージャ選手補強について軸になる考え方の提案。J1昇格後ふたたび降格争いを繰り返さないために。

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大宮アルディージャの今季最後の練習が12月9日に終了した。

来季の選手補強についてはこれから本格的に始動していくことになると思う。

事実上の降格が決まった11月18日第32節ベガルタ仙台戦から現在にいたるまで大宮アルディージャに目に見える動向は窺えない。

選手1名の契約満了と主要コーチ陣3名の退任が決まっただけだ。(12月11時点)

クラブは石井正忠監督との契約を更新した。

鹿島アントラーズや浦和レッズなどに見られるように、他のクラブが一定の条件を満たした監督と契約を更新したこととは対照的な対応ということになった。

その是非はここでは問わないが、このことからも大宮アルディージャのぬるま湯の体質が垣間見られる。

この延長線上に考えられるのは選手についても来季も現有メンバーを継続して起用することが予想される。

ある程度はそれでもいいと思うが、来季はJ2から1年でJ1に昇格する短期的な視点と、J1に昇格した後にも通用するような長期的視点によるチーム強化が必要になる。

それを考えると、今季のメンバーで来季も戦うだけなら、仮に1年でJ1に昇格してもJ1ではまた降格争いを繰り返すことになるのではないかということを危惧している。

賛否はあれ、石井正忠監督体制が決まった以上、短期、長期的視点でチームを強化していかなければならないだろう。

そういう意味で来季の選手補強の考え方について私なりに考えてみたので、それを披露してみたい。

 

まず結論から言うと来季の大宮アルディージャの選手補強の考え方の軸になるものを優先順に2つあげると以下の2点だけになる。

①ゴールキーパー、ディフェンダーの入れ替え補強

②フォワードの入れ替え補強

これからその理由について説明したい。

今季2017シーズンに降格した要因を見ると真っ先に思いつくのは失点の多さだ。通期60失点はJ1でチーム歴代ワースト1位タイ、J2の記録を含んでもワースト2位だ。

とくかく失点が多かったことがわかる。

その次に挙げられるののが得点数だ。通期28得点はJ2を含んで歴代ワースト2位だ。

こうしたことから優先順位をつけると

①失点を防ぐ ②得点力を上げる

ということになる。

これが私の選手補強の軸になる考え方だ。

次にそれに伴ってなぜ入れ替えによる選手補強が必要になるかを説明しよう。

 

チームの失点数の推移を見ると2016シーズン36失点から2017シーズン60失点と大幅に失点数が伸びている。

その間、主要なGKとDFのメンバーに大幅な変更はない。2016シーズンに使っていた選手をほぼそのまま2017シーズンに使っている。

監督は渋谷監督、伊藤監督、石井監督と変わっていくがディフェンスラインの大幅なフォーメンションの変更はない。4バックのラインディフェンスを戦術にしている。

詳しいスタッツ(統計)がなく恐縮だが仄聞によると、2017シーズンのJ1クラブのセットプレイからの失点割合は約3割だったのに対し大宮は約4割だったということも失点の特徴になっている。

失点数が多い原因はそのほとんどが選手にあったと考えるのが自然であろう。

従って①失点を防ぐ、という喫緊の課題として

GK、DFを入れ替え選手補強する必要があるということになる。

 

次に②得点力を上げる点について述べる。

ここでは選手の名前を出さないと分かりにくい部分があるので選手名を出させてもらう。

2017シーズンの大宮のFWの選手補強を振り返ってみよう。

大前元紀選手、マルセロ・トスカーノ選手この2名だ。

おや?と思うかもしれないが補強したFW登録選手はこの2名だけだ。

実はここにも大宮アルディージャの問題点か隠れていると思うことがあるがここでは触れず話しを進めていく。

FW大前元紀選手は通期で2得点

FWマルセロ・トスカーノ選手は1得点

もちろん大前選手は途中出場があったり、マルセロ選手は途中加入だからその条件を考慮する必要がある。90分平均での得点率は大前選手が0.136、マルセロ選手が0.091となっている。ちなみにMFの江坂任選手が0.216、同じくMFマテウス選手が0.334だからFWの選手がMFの選手より得点率が低いということになる。(シーズンデータ|大宮アルディージャ)

2017シーズンはシーズン前に大前元紀選手、シーズン途中からマルセロ・トスカーノ選手を補強した。シーズン途中には今シーズン無得点で成績不振になったFWのドラガン・ムルジャ選手と同じくFWのネイツ・ペチュニク選手が大宮を放出されている。

選手の出入りの順番は置くとして、2名の外国人FWを放出し2名の国内と外国人選手を補強したことになるが、この2名も放出した外国人選手2名同様に成績不振のままシーズンが終わってしまったのだ。

つまり計4名のFWの通期での合計得点が3点に留まってしまったのだ。

お分かりだろうか?FWとFWの選手補強で大失敗しているのだ。

これがおそらく大宮アルディージャが今シーズン得点力が低迷した大きな原因のひとつだ。

移籍した家長昭博選手にスポットが当たってしまうと、どうしても本質が見失われてしまうが、こうして見るとよく分かるのではないだろうか。

ここで2番目の課題だった②得点力を上げる方法として

FWを入れ替えてストライカーを確保する必要があるということになる。

 

まとめるとこうなる。

大宮アルディージャの来季の選手補強の軸になる考え方が優先順にふたつあった。

①失点を防ぐ ②得点力を上げる

そしてその方法論として

①GK、DFの入れ替え補強

②FWの入れ替え補強

以上この2点だけになるが、どうだろうか。

 

もちろんこれは私の個人的な意見に過ぎない。

選手補強については予算上のこともあると思うし選手への移籍のオファーや選手の意思にも係わるものだろう。

しかし軸になる考え方があれば、そこから出来ること出来ないことなど、対処できることが見えてくるはずだ。

それを選手の移籍交渉なども含めてクラブ主導で行うことができるのではないだろうか。

また軸になる考えを作ることで、それに反証したり対照的な考え方が生まれてくることもあるのではないだろうか。

軸になる考え方がなければ、小さな各論を繰り返すことにもなりかねない。

その結果、強化部長、監督、コーチ、選手の論功行賞も分かりにくいものになるのではないだろうか。

また考え方の軸がブレてしまうと、問題の原因究明もブレて有効な対策をいっこうに打てなくなってしまうこともありはしないだろうか。

軸になる考え方を基にして活発な議論がクラブ内で起こることを願っている。

 

11月18日第32節ベガルタ仙台戦の事実上の降格から現在にいたるまでのクラブの反応を見ていると、J2に降格したクラブの危機感のようなものが感じられず、何かのんびりしているように見えてしまう。

以前、完璧でなくてもいいのでシーズン総括をクラブ発信でしてほしいという内容のブログを投稿したのもそういう意味だ。

来季は石井正忠監督に丸投げして選手も現有戦力をそのまま鍛えてもらおうなどという考えがあるのなら何か甘い気がしてならないのは私だけであろうか。

 

余談だが、大宮アルディージャの歴史を見ると「ストライカー」へのこだわりを感じることが少なく物足りなさを抱いている。

機会があれば「ストライカー」についてもブログに投稿しようと思う。

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