東照宮の長い脇道のアプローチを抜けると、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)がある。
大猷院(たいゆういん)は、その二荒山神社を下った先にある。
可愛らしい桜の先に見えてきたのが大猷院の二天門(にてんもん)。
なんと、門におわしますはずの「持国天(じこくてん)」さまと「広目天(こうもくてん)」さまがメンテナンスでいらっしゃらない。神さまも休みが必要だ。
そばに係りの女性が立っていたので、いつ帰ってくるのか聞いたら申し訳なさそうに「明日です」と言われた。(笑)
ただ、メンテナンスは「50年くらいに一度」とのことなので、それはそれで珍しいから、記念に写真に収めた。私が来ると知って、家光公が門番を置かなかったのではないか。(私は邪心のかたまりなので、門番に追い返されないように、笑)
霊廟の中は撮影禁止だが、中央にやや大きめのご位牌が安置されていて拝むことができる。
東照宮もそうだが、意匠をこらした門扉などのデザインは、当時の「モダン」だったのではないか。
中は御香が焚き込められている。同じものを売っていたので、白檀と伽羅のうち、伽羅香を購入。
母にプレゼントした。母の家でも家光公の霊廟と同じ匂いがしている。
手水舎も東照宮と同様、煌びやかでおしゃれ。
大猷院は東照宮の位置からすると、かなり低い位置にあり、おじいちゃんの家康公を敬う家光公の思いが伝わってきます。この感覚は現地に行かないと、なかなか分からないと思うので、ぜひ足を運んでみてください。
東照宮を経由せずに大猷院に行くには二荒山の駐車場からアプローチするのが便利。