この大会のベスト4に残った国の内、クロアチアを除く3チーム、ベルギー、フランス、イングランドはその中心メンバーをプレミアリーグで活躍する選手で揃えているのが特徴だ。イングランドに至っては、すべての選手がプレミアリーグに所属しているので言うまでもない。
ベルギーvsフランスもプレミアリーグ選抜とでも言っていいメンバー構成になった。
ベルギーは先発11名中10名がプレミアリーグに所属する。監督のマルティネスもイングランドでのキャリアを20年以上も持つ指導者だ。アシスタントコーチのティエリ・アンリもアーセナルで不動のFWとして8シーズンのキャリアを持つ。
GKクルトア(チェルシー)
DFコンパニ(マンチェスター・C)
DFアルデルバイレイト(トッテナム)
DFベルトンゲン(トッテナム)
MFフェライニ(マンチェスター・U)
MFデンべレ(トッテナム)
MFデブライネ(マンチェスター・C)
MFシャドリ(ウェストブロミッジ)
FWアザール(チェルシー)
FWルカク(マンチェスター・U)
一方でフランスも先発11名中4名がプレミアリーグに所属している。ベルギーより数は少ないが、GK、セントラルミッドフィルダー、センターフォワードの中心ラインをプレミアリーグの所属選手で固めたことになる。フランスのもうひとつの特徴はDFラインをスペインリーグで活躍する選手を中心に固めていることだ。センターバックのDFウムティティ(バルセロナ)、DFバラン(R・マドリ―)、サイドバックのDFヘルナンデス(A・マドリ―)の3名だ。縦軸をプレミアリーグで固め、DFラインの横軸をスペインリーグで固めているといった印象だろうか。
GKロリス(トッテナム)
MFポグバ(マンチェスター・U)
MFカンテ(チェルシー)
FWジルー(チェルシー)
プレミアリーグでトップ6と言われるクラブチームの中で実に4つのクラブチームの選手を中心にメンバーが構成されている。これはおそらく代表チームとして効率よく組織を作っていけるからではないだろうか。
スペイン代表もR・マドリ―とバルセロナの選手を中心に構成されている。