アーカンソーからローマに行く道すがら、私たちならずっとキスしていられる
互いの腕の中は温かい気持ちにさせてくれたから
(シャナイア・トゥエイン『Home Ain't Where His Heart Is』)
昨日はショートアニメ『へやキャン△』の主題歌、 亜咲花『The Sunshower』を紹介した。この曲に何となくコンテンポラリー・カントリーを感じた。コンテンポラリー・カントリーは昔から好きだったジャンルだ。なんとなくカントリーが聴きたくなってラックから昔のCDをいくつか引っ張り出した。そのうちのひとつが
シャナイア・トゥエイン『ウーマン・イン・ミー』(マーキュリー・ミュージックエンタテインメント 1995年)
シャナイア・トゥエインは昔見たアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)で知った。カントリー部門にノミネートされていて、この人のアルバムを聴いてみたいと思ったのがきっかけだった。ちょうどその頃に出ていたアルバムが『ウーマン・イン・ミー』。冒頭の歌詞はそのアルバムの1曲目に収録されている『Home Ain't Where His Heart Is』の一部を拙いが私が訳したものだ。
英語の歌詞sweet homeを温かい気持ちにさせてくれる場所と解釈した。homeは前の行に出てくるRome(ローマ)の韻にもなっていて美しい響きを持たせている。
この曲を聴いた時は衝撃で、コンテンポラリー・カントリーとはこのように美しいものかと感嘆した。シャナイア・トゥエインは妙に歌唱力をひけらかすようなところもないし、カナダ出身だからカントリー特有のアメリカ臭さも抑えられている。それとなんと言ってもあの美貌だ。
AMAで見たPVは確か『I'm Outta Here』で、シャナイア・トゥエインがシャツの裾を結びおへそを出している、そんな男心を鷲掴みにする映像だった気がする。