Jリーグでのデビュー戦となった元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキに2得点を許し大宮が負けたようだ。ダイジェストでポドルスキのゴールを見たが、32歳とはいえゴールの嗅覚は衰えていないようなゴールだった。ダイジェストの解説者が言っていたが、ポドルスキは前半は仕事らしい仕事はしていなかったようだ。それでもゴールを決めるのがストライカーなのだろう。
ポドルスキには思い出がある。
私は2006年ドイツワールドカップでポドルスキのゴールを見たことがある。試合は決勝トーナメント1回戦、ドイツ対スウェーデン戦だった。スタジアムはバイエルン・ミュンヘンのホームグラウンド、アリアンツ・アレーナで試合を見る幸運に恵まれた。結果は2-0で開催国のドイツが勝つのだが2ゴールを決めたのがポドルスキだった。まさかその時はポドルスキがドイツ代表の歴代ゴールで3位になる選手になるとは思わなかったが、すばらしいゴールだったと記憶している。
ポドルスキはポーランド系のドイツ人で、ワールドカップではなかった思うが、ポーランド戦でゴールした時に、自身にとって、もうひとつの祖国に敬意を表して、大袈裟に喜ぶことを自粛している様子が印象的だった。
その後は、ドイツ代表での試合やバイエルン・ミュンヘンやアーセナルに所属していた時にテレビでちらほら見ていた程度だが、まさかJリーグでデビューするとは思わなかった。
近年、Jリーグにはこの手のビッグネームは来なくなっている。ビッグネームだけでなく、優秀なブラジル人や韓国人選手も来なくなっている印象がある。ヨーロッパだけでなく、おそらく給料がいい中東や中国のリーグに持っていかれているのではないだろうか。クラブではないけどマルチェッロ・リッピが中国代表監督になっていたりする姿を見るとそう感じる。(笑)
収益規模の拡大が大事ですね。同じ日に行われた吹田スタジアムでの大阪のダービーマッチで、入場者数が36,177人になって日本代表戦の入場者数の記録を抜いたそうだ。他のクラブのことだとはいえ、Jリーグにとっていいことだと思う。
ポドルスキも今後の活躍次第ではイルハンのように客寄せパンダで終わらないのではないだろうか。活躍してほしいものだ、大宮戦以外でね。(笑)
あと印象が薄れてしまったけど、大宮に新加入したマルセロ・トスカーノ選手の初ゴールは喜ばしいことだ。浦和レッズとのダービーは先発かな。