『東京青春朝焼物語』。タイトルだけ聞くと長渕剛らしい「夕焼けソング」かと思いきや(タイトルは朝焼だが⦅笑⦆)、そうはなっていない。アルバム『Japan』(1991年 東芝EMI)の編曲と演奏がすばらしい。
※ 8月22日(火)の武道館スペシャルライブがWOWOWプライムで緊急生中継!!
私はなぜかこのアルバムの『東京青春朝焼物語』が無性に聞きたくなる時がある。私は埼玉育ちなので、東京にすぐに行ける。だから歌の歌詞のように東京に上京して生活する、という感覚は分からない。けど、なんか知らないけど好きだ。このアルバムは海外(ロサンゼルスかな)でレコーディングしているらしく、長渕剛の土臭い曲(いい意味で)が、妙にスマートに聞こえる。『東京青春朝焼物語』はコードも少なくD、Em、G、A、Bmの5つのコードで構成されている。セブンスのようなコードや、変調はない。編曲は瀬尾一三、演奏は海外のミュージシャンだと思われる。アコースティックギターを弾いているのは長渕剛本人かもしれない。海外のレコーディングミュージシャンは「何を歌っているの?」と聞いてくる、と長渕剛のインタビュー記事か何かで読んだことがある。この歌の歌詞も海外のミュージシャンに教えたのかは知らないが、長渕剛と瀬尾一三、海外のミュージシャンがクロスするとこうなるんだ、という曲。昔ラジオで山下達郎が「スタッフが海外でレコーディングしましょう、と言うんだけど、自分は『変わらないじゃん、日本でレコーディングしても』って思うんだけど、やっぱり海外でレコーディングしようって言うんだよね」と言っていた記憶がある。もしかしたら、そのスタッフも海外レコーディングにいつもと違った音を感じていたのかもしれない。穿った見方かな。(笑)
追記:8月19日(土)深夜に放送のTBS系「CDTV」に長渕剛が出演する。
長渕は毎回1組のアーティストにスポットを当てるコーナー「ARTIST FILE」に登場。番組では、8月16日にニューアルバム「BLACK TRAIN」がリリースされることを記念して8月22日に東京・日本武道館で行われるワンマン公演のリハーサル風景や、独占インタビューをオンエアする。この特集は2週にわたって放送される予定だ。
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