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「何を軸に考えるか」で「行動」が起こせるようになる 元外交官 岡崎久彦さんの知恵

投稿日:2017年11月17日 更新日:

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ずいぶん前のことになりますが3年前に亡くなられた元外交官の岡崎久彦さんが外交の考え方のひとつとして極めて重要なことをおっしゃられていたことを覚えています。

それは「何を軸に考えるか」ということです。

例えば「軍事同盟を結ぶ国はどこか?」と考えた時にこの考え方はピタッと当てはまるようになります。

中国か?ノーである。ロシアか?ノーである。韓国か?ノーである。(ただし日本は日米同盟を韓国は韓米同盟を結んでいるので間接的には同盟関係にあると言えます。最近、文在寅大統領は否定しているようですが・・・) アメリカか?イエスである、という考え方です

少し考えただけでも、中国やロシアと軍事同盟を結ぶことはありえないことがわかります。消去法でも必然的に「軸」が決まります。

ここからが重要です。

この「軸」が決まると最大の利点が得られるようになります。

それは「どう行動すればいいのか」がわかるようになるというのです。

私はこの話しを聞いた時、目から鱗が落ちるような思いでした。

政治的なことに係わらず、世の中には主義主張が山ほどありますが、それを聞かされても、では実際どうしたらいいのだろう?と思うことがしばしばあります。

そんな疑問をいっぺんに解消してくれたのが元外交官である岡崎久彦さんの「何を軸に考えるか」という発想でした。

 

よく多国間協議というのを目にしますがそのテーマは様々です。私は農業、工業、商業や貿易に係わる経済的なことや、通貨に係わるようなことは多国間で協議して取り決めていくことに賛成です。経済力や通貨価値に国家間で違いがある以上、多国間で協議のうえ落としどころを見つけていくことはいいことだからと思うからです。

しかし領土・領海・領空や国民の生命や財産を脅かす国の主権に係わる問題についてはそうではないと考えています。

もちろん多国間の協議そのものは否定しません。しかしこの手の問題は得てして国家間の利害は一致しません。仮に多国間で決めた解決策を講じてもその解決策が玉虫色で効果が薄かったり、コンセンサスが得られず解決策そのものを講じることができないことがあります。

例えば今日にみる北朝鮮の問題はまさにこれにあてはまります。

では日米同盟という「軸」が決まりそれを明確に意識するようになると、どのような「行動」が取れるようになるでしょうか。

経済的な制裁や資産凍結などはその成否は別にして過去行ってきました。ただし、これらは「軸」がなくてもできますし、もっというと北朝鮮は韓国や中国との国境に面していますから、日本からは目が行き届かないうえに資産凍結も国内にとどまります。

これらも大事な行動のひとつだと思いますが、もっと大事なことがあります。

それは「軍事圧力」という行動を取ることです。

日本とアメリカが「軸」ならこれができるのです。

なぜなら中国とロシアが北朝鮮に軍事圧力をかけることは今のところ考えられないからです。

トランプ大統領のリップサービス(ツイート)はまさにトランプのカードの一枚に過ぎません。ただしオバマ大統領との最大の違いでもあるのです。

「戦うぞ!本気だぞ!」ということを言い続けるかどうかが重要なのです。これが言えるのは軍事力があるからです。実力がなければ言えないことなのですから。

トランプ大統領が11月5日に訪日した際に羽田空港ではなく米軍と自衛隊がいる横田基地に降り立ったことには意義があるのです。

その一方で平和的な解決策も模索していけばいいのだと思います。

トランプ大統領は11月8日に訪中した際に中国に北朝鮮問題にコミットメントするように要請したようですが、中国に頼りすぎるのは危険です。

これはおそらく南北が統一された後の話しになりますが、朝鮮半島のあらゆる権益を求めてくる可能性があります。経済的な面での関わりや、反日的なプロパガンダのキャンペーンを張られる分にはまだましですが(それもやめさせなければいけません)、万が一軍港などの基地を作られたらたまったものではありません。

中国を侮ってはいけません。それをやりかねない国だからです。

中国は南シナ海のスプラトリー諸島のような無人島をフィリピンやベトナムなど周辺諸国の反対や日米豪の反対を押し切って軍事要塞化してしまったではありませんか。

昨日は中国が東アフリカのジブチに軍事基地を作っているとの報道もありました。

ジブチにはアフリカで唯一あるアメリカ軍の基地や海賊対策にあたるための自衛隊の拠点もあるといいますが、中国はそのジブチの鉄道などへのインフラ投資を急速に推し進めているようです。

中国はそれらの権益を守る一方で「一帯一路」という巨大経済圏構想のスローガンをもとにジブチを中東やアフリカ地域の海上交通の要塞として重視しているようですが、狙いは艦艇の継続的な運航を可能にする補給能力を高めることだといいます。

これは南シナ海にとどまらず、インド洋からスエズ運河、地中海にいたる海上交通まで中国の軍事的な行動が可能になることを意味し看過できない問題ですので注視していく必要があります。

しかし私はここでも日米同盟という「軸」をしっかりさせることが重要だと思っています。

日本はアメリカと同盟を結んでいます。そのアメリカはイギリスと同盟を結んでいます。従って日本はイギリスと間接的な同盟関係にあるといえます。

どなただったか覚えていないのですが、国際政治だったか外交の専門家がパネルで世界地図を見せながら日本とアメリカとイギリスの地理的な位置のバランスがいいことや、この3国が直接的、間接的に同盟関係にあることが世界に安定を生んでいるというようなことを言ったのを聞いて感心したのを覚えています。

しかもこの3か国はいずれも安定した保守的な民主国家だと思います。日本とイギリスには皇室や王族がいて選挙で選ばれた国会議員の中から首相を出しているような保守的な国ですし、アメリカは大統領を国民が直接選挙で選ぶ民主主義の国です。

中国はいまだに民主的な選挙ひとつできない一党独裁国家です。国民の意思にかかわらず無人島を軍事要塞化することが可能な国であることを忘れてはいけません。

専門家ではないのでイギリスの海軍が今どれくらいの展開力があるかはわかりませんが、少なくともスエズ運河などの警戒には力を発揮してくれるのではないでしょうか。

それにはアメリカとイギリスの関係が良好であることや日本とアメリカの関係が良好であることが重要になります。もちろん日本とイギリスの関係も同様です。

中国の日本の領空侵犯は年に数百回にも及ぶようです。おそらく国家主席も軍隊が統制しきれていないのでしょう。

このような国に対処するためにも「何を軸に考えるか」という発想がいかに重要かということを先人の知恵を借りて実践していく必要がありそうです。

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