『ボブ・ディラン自伝』その1 ノーベル文学賞の受賞をきっかけに再版された自伝
TBSのテレビドラマ『重版出来!』の主題歌になった奥田民生さんの『エコー』のメロディーはボブ・ディランの『風に吹かれて』のメロディーラインを一部使っていて、奥田民生さんがボブ・ディランを歌うとこうなる ...
『目に見えないもの』湯川秀樹 量子論からみた目に見えるものと見えないものの境界
2017/05/17
-読書で散歩
物みなの底に一つの法ありと 日にけに深く思ひ入りつゝ ―湯川秀樹「目に見えないもの」 ウェイン・W・ダイア―というアメリカの心理学者の本に「Manifest Your Destiny」(邦題「『いいこ ...
ドイツ参謀本部 モルトケの愛弟子 メッケル少佐に学んだ日本陸軍 優れたものを学び吸収する日本人の遺伝子
2017/05/16
-ドラマで散歩, 大宮アルディージャ観戦日記, 読書で散歩
先日、渡部昇一先生の著書「ドイツ参謀本部」*についてブログを書いた。今回はその中にも登場するドイツ陸軍の参謀将校メッケル少佐について書いてみたい。 NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』*の第2話では日 ...
渡部昇一先生の「ドイツ参謀本部」に見る優れた組織のすがた
2017/05/15
-大宮アルディージャ観戦日記, 読書で散歩
「ドイツ参謀本部」は渡部昇一先生が昭和49年(1973年)に執筆した本で、ドイツ参謀本部誕生の経緯について書かれています。この本を読むとドイツの歴史がよくわかります。小国に過ぎなかったプロイセン王国が ...
将棋 最年少プロ棋士 藤井聡太四段(14)
2017/05/10
-読書で散歩
将棋界に最年少(14歳2か月)でプロになった少年が現れました。藤井聡太さんです。藤井聡太さんは昨年12月のデビュー戦で現役最高齢の加藤一二三(かとうひふみ)九段(77)を破って以来勝ち続け、5月1日の ...
将棋棋士 米長邦雄 「運を育てる」男運をあげるには女運をあげること
2017/05/09
-読書で散歩
「運を育てる」*は五十歳で名人位を取られた将棋棋士の米長邦雄さん*が「運」について書かれた本です。幸運の女神がいかにすれば微笑むのかを勝負師の米長さんらしい語り口で説いています。私がこの本で面白いと思 ...
【追悼】渡部昇一先生の「白雲郷と色相世界」に寄せる記 その3 漱石がたどり着いた漢詩の白雲郷の世界
2017/05/02
-読書で散歩
”来(きた)りて宿す 山中の寺 更(さら)に加う 老トツ*の衣(ころも) 寂然(せきぜん)たる禅夢(ぜんむ)の底 窓外(そうがい)に白雲帰る” *「トツ」という漢字が変換できなかったため片仮名表記とし ...
【追悼】渡部昇一先生の「白雲郷と色相世界」に寄せる記 その2 スペンサーの社会進化論に対応した漱石が陥ったものとは?
2017/05/02
-読書で散歩
”眼もて美を観たる人は 既に死の手に落ちたるなれば、 もはやこの世のわざに適(かな)わざるべし” ~プラーテン「死に捧げられたる者」 漱石は幼いころから「床の間の前や、蔵の中で、南画の懸物の前に独りう ...
【追悼】渡部昇一先生の「白雲郷と色相世界」に寄せる記 その1 漱石とハーンに見る「知」と「情」の世界
2017/05/02
-読書で散歩
渡部昇一先生が亡くなられて15日ほどが経ちました。改めてご冥福をお祈りいたします。 渡部先生が亡くなられてから、最初に読み返した先生の本は先日ご紹介した『人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するの ...
縁の終息 色相世界の憂鬱 とある喫茶店にて
2017/04/27
-読書で散歩
“私は山に向かって目をあげる。わが助けは、どこからくるであろうか” (詩篇一二一篇一節) “白雲郷(はくうんきょう)”に浸ろうと喫茶店で本文を起稿していると、サラリーマンが私の後ろに座った。おもむろに ...