成熟した国同士の戦い。
見ごたえありましたね。
前半はシュート数が
セルビア10本、スイス9本の打ち合い。
一見ディフェンスが甘い試合なのかと
思うかもしれないが、そんなことはない。
両チームとも
シュートまで持っていく
フィニッシュの仕方を知っている。
お互いに特徴ある攻めで
セルビアはサイドからのクロスボール、
スイスは中盤のスペースを活用した多彩な攻め。
先制したのはセルビア。
クロスボールをFWミトロビッチがヘディングで押し込んだ。
チーム内得点王で、フラムのFWだそうだ。
フラムは来季1部昇格を決めたそうだから
クラブでも活躍したのかもしれない。
しかし、実力で勝るスイス。
後半になって、MFシャキリを中心に
徐々に試合のイニシアティブをとり始める。
中盤のスペースを使うのがうまい。
MFシャキリのシュートを相手DFが弾いたボールを
ダイレクトでMFジャカに叩かれ
目の覚めるようなミドルシュートを決められてしまう。
スペインのDFナチョがポルトガル戦で決めたシュートといい、
正確にボールにヒットさせるシュート技術は
本当に感心させられる。
MFジャカはアーセナルで今季フル出場してる選手。
値千金の同点ゴールだった。
その後、スイスの攻撃に消耗したセルビアは
中盤を制することができず、押し込まれることが多くなり、
試合終了間近にMFシャキリのドリブルでの速攻を許し、
負け越しの逆転ゴールを喫してしまう。
ミスが少なく、成熟した国同士の戦いは
最後に実力に勝るスイスが制した、
そんな試合になった。