まずは、記事の訂正から。
11月11日に投稿した記事の中に、大宮がプレイオフでホームゲームをすることがない、という記述があることについて訂正いたします。J1昇格資格のないFC町田ゼルビアのことがすっかり頭から抜け落ちておりました。町田が4位に入ったことで、4位と5位のプレイオフがなくなり、5位と6位によるプレイオフにスライドしたことにより、明日11月25日のプレイオフ1回戦は上位である大宮アルディージャのホームゲームということになります。
さて、プレイオフ進出については素直におめでとうと言いたい。最終節は各試合の進行状況によって、順位が入れ替わるハラハラした展開になりましたが、見事に大宮はファジアーノ岡山に勝利をおさめ、5位に入ったことにより、プレイオフ進出を果たすことができました。
ところで、この5位、誰が予想することができたでしょう。記憶が定かではないのですが、確か元大宮アルディージャ監督の三浦俊也さんが予想していたと思います。その他のほとんどの専門家は大宮アルディージャを優勝候補にあげていたと記憶しています。その理由は定かではありませんが、おそらく選手層の厚さを感じていたのではないでしょうか。
そこで今日は専門家も騙された理由について私なりに簡単に、肌感覚で推察してみたいと思います。
理由はたぶんこの二つ。
①選手層が厚く見えた
②厚く見える選手層が活用されると思った
もしかしたらこの二つに、鹿島アントラーズにタイトルをもたらした石井正忠監督なら、大宮アルディージャを強くできるかもしれないという幻想もあったかもしれません。
シーズン前に大宮には外国人枠を超える4人の登録がありました。マテウス選手、マルセロ選手、カウエ選手、そして補強されたシモビッチ選手。これだけでも強そうに見えますね。(笑) さて、活躍した選手は何人いるでしょう?すみませんが勝手にスタッツ調べてください。(笑) マテウス選手だけですね。シーズン途中にはパブンスキー選手もカウエ選手と入れ替えで補強しています。活躍しましたか?
大前元紀選手とマテウス選手の活躍で、シモビッチ選手の誤算は、行って来い、で相殺されましたが(笑)大宮アルディージャの得点力はそれほどあがりませんでした。大宮アルディージャ総得点65点はJ2リーグの中では大分76点、千葉72点に次いで3位ですが、横浜63点、町田62点、山口63点とどんぐりの背比べです。1位、2位からは離されていますし、前年比大幅アップというだけです。(笑)
そして肝心のDF、GKの補強はあったかというと、ありましたね。
DF中村太亮選手とGK笠原昂史選手ですね。ん?これだけ?酒井宣福選手は?酒井選手はMFですから。MF登録なんです。意外な盲点なんですけどMFの補強なんです。わかります?大宮アルディージャの選手補強。
それでは失点は?これも前年比大幅アップ(笑)
大宮アルディージャは48失点でJ2リーグ10位です。10位ですよ!もう一回いいますね、10位!しつこいか(笑) しかも48失点のチームは他に金沢、栃木2チームいますからね!
優勝できるわけないでしょう!(笑)
DF畑尾大翔選手の補強がなかったら、どんなことになっていたか想像できますよね。
選手層厚いですか?厚そうに見えただけでしたね。また、選手に活躍の場を与えられていませんね。例えば、MF三門雄大選手、MF大山啓補選手のバックアッパーは?あるいはレギュラー争いをしているインサイドハーフは誰と誰ですか?いるようでいないですよ、今の大宮には。活躍の場を失っているSBはいないですか?なぜ活躍できない外国人選手を保有しているのですか?J1昇格を見越してDF、GKの補強は考えていますか?
監督か選手を取捨択一する、そんな単純なことにならないように、クラブマネジメントがあるのではないでしょうか?それでも、どうしても選択しなければならない時は、W杯で日本サッカー協会がやったように、他人にとやかく言われようと、英断しなければなりません。糾弾されるかもしれませんが、喜ぶ人も多数生まれたではありませんか。