髙田郁『花散らしの雨 みをつくし料理帖』 初夏に食べる食材
「茄子(なす)に胡瓜(きゅうり、穴子(あなご)に蝦蛄(しゃこ)、と皐月(さつき)に旬を迎えるものは多い。鰺(あじ)はますます脂(あぶら)が乗って美味しくなった。江戸に出て来るまで知らなかった小鰭(こは ...
『シンクロニシティ★マネジメント』堀内恭隆 意味のある偶然の一致をマネジメントすれば想像を超えた未来が訪れる
2017/06/09
-読書で散歩
『シンクロニシティ★マネジメント』(サンマーク出版 堀内恭隆) 4章 この世界は自分も他者もない「ノン・デュアリティ(非二元論)の世界」 「僕たちの体や部屋にあるものなど、宇宙に存在するあらゆる物質を ...
髙田郁『八朔の雪 みをつくし料理帖』おにぎりと玉子焼きにも上方と江戸の違いがある。どっちが好き?
「俵に結んだ握り飯に、ちょんちょんと黒胡麻をあしらう。江戸の握り飯は三角か、もしくは丸い形に結ぶから、俵型は上方ならでは。黒胡麻で化粧するのも、江戸にはないことだ。ひとつだけ残っていた玉子で「巻き焼き ...
NHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』髙田郁原作 季節感あふれる江戸の料理。上方と江戸の料理の違いとその融合。ミステリーの要素も加わった秀逸の時代ドラマ。
「素朴で地味、華やかさには無縁だが滋養にあふれている。 やたらと人に懐かしがられ、好まれる」 縁談を幾度も断っていつまでも嫁をもらわない侍の小松原が、妹からどのような娘なら気に沿うのかと問われて答える ...
【追悼】渡部昇一先生 渡部昇一先生の最後の著書は少年少女に向けて書いた日本史
2017/05/31
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4月17日に逝去された渡部昇一先生の追悼ミサが昨日5月30日千代田区の聖イグナチオ協会で行われました。追悼ミサの告知は諸所であったようですが、私の注意不足で日時を知らず、追悼ミサに参列することはできま ...
渡部昇一 最新刊『人生の手引き書』小恍惚(ピーク・エクスピアリアンス)は幸せへの道 その2
2017/05/27
-読書で散歩
先述した渡部昇一先生の「『人間らしさ』の構造」の中で、小恍惚(ピーク・エクスピアリアンス)を得るものの中に「物のあはれを知る」ということがあげられています。 ”久方(ひさかた)の 光のどけき 春の日に ...
渡部昇一 最新刊『人生の手引き書』小恍惚(ピーク・エクスピアリアンス)は幸せへの道 その1
2017/05/26
-読書で散歩
「小賢しさを捨てて、感動を得る」 (ルーミー) 故・渡部昇一先生の最新刊『人生の手引き書』~壁を乗り越える思考法~(扶桑社新書2017年5月)を読んでいたら、懐かしいフレーズに出くわしました。第一章「 ...
『ボブ・ディラン自伝』その4 伝記物にフォークソングを重ねたボブ・ディラン
住まいの近くには大きな書店はなかったといいますから、レイ・グーチの本棚がボブ・ディランにとって書店や図書館の役割を果たしていたようです。「わたしはいつも関心を本に向け、考古学者のように本を発掘した」( ...
『ボブ・ディラン自伝』その3 エリート軍人に憧れた若き日のボブ・ディラン
写真は『ブートレッグ』シリーズの初回限定版。LPレコードのサイズのボックスにCDが3枚入っている。 ボブ・ディランは少年時代に本や作家に夢中になることはなかったそうですが、物語は好きだったと回想してい ...
『ボブ・ディラン自伝』その2 若きボブ・ディランが触れた古典書籍
写真は角川書店の『世界の詩集 バイロン詩集』※残念ながら『ドン・ジュアン』は収録されていません。 ボブ・ディランが20代前半でニューヨークに上京した時、グリニッジビレッジにほど近いキャナルストリートの ...